2011年03月21日
テレビのはなし
今回の震災で報道のあり方が問われています。
特にキー局となっている関東圏の放送局の震災直後の報道は、
被災に遭っていない地域だけに向けての放送か?と思えてしまうほど、
津波や火事など悲惨なシーンが、一度見れば十分なのに毎日毎日繰り返し放送され、
被災者にとって欲しい情報は何一つ流れず、とても心苦しい内容でした。
ここ福島県においても地元放送局が5つもあるというのに、
どこの局もキー局主体の放送ばかりで、地元の知りたい情報を放送してくれない。
水はどこでもらえるの?開いてるお店は?必要なものはどこで手に入るの?
そんなイライラ感を持った方もたくさんいらっしゃったかと思います。
わたしもその一人でした。
知りたい情報はTVよりツイッターなどのネットのほうが断然早く入ってくる。
それにラジオも元気の出る曲や気持ちが落ち着くような曲をたくさん流してくれて聴いててホッとしました。
それに比べてもう地元TVなんてアテにならないと思ってしまいました。
(そんな被災者の気持ちを反映してか、ここ何日かはだいぶ地元発信の放送時間が
増えてきたように思いますが。。。)
先日同じ思いを抱いていたお友達のブログに、
地元の某TV局に勤務されている方(この方もリアルに知り合いなのですが)がコメントをされていて、
テレビ業界でもキー局と地方の局とのいろいろな制約などあるのだということを知り、
同じ思いでTVに不満を持っていた方がいましたら、少しでもその背景をわかって頂けたらと
思いましたので、ご本人に許可を頂きここに転載させて頂きます。
************************************
直接報道内容にはタッチしない部署
ですが、報道に携わる者として
お話させてください。
福島県内の放送局は全国的にみても
規模はまん中より小さい規模で人数
も限られています。
地震発生からとにかくおもいだせない
くらいの混乱の中、いままでだれもが
経験したことのない長さで特別番組対応をしています。
当然報道の人数も地震と原発両方に
十分対応できる人数がいるわけもなく
他県から応援をもらおうにもなんせ
被災県が複数県のため人手が足りません。
もちろん、放射能濃度の基準に照らして
屋外での取材ができるかどうかという
こともありますし、取材先も混乱・電話
もつながりにくいので現場の人も仮眠
程度で一週間働きづめです。
私のように現場でない人も番組やCM
放送データのたびかさなる修正に
連日夜中まで働いています。
自宅へ帰れる人は帰っていますが水が出ない人もいるし、
片づけなど全く手つかずという状態。
人手が足りないという人的理由からも
全国ネットの放送を受けてその分お金をいただいているという理由からも
ローカル放送ができる時間には制限があるということをご理解いただけたらと思います。
(また、番組の内容が現段階で不適切な場合にも
放送を自粛してお知らせ画面と音楽で対応する形になっています)
現在も居住されている県民の皆様に
なんとか有益な情報をお届けしたい
という気持ちはみんなが持っていて、
しんどいながらも仕事にまい進しています。
ツイッターでは、もっと細かい情報も
お届けしていますので、
そちらもご参考にしてください。
さまざまな情報が錯綜し、テレビが
時にみなさんを必要以上に怖がらせて
しまっていることも事実としてあると
思っています。
都会の人たちもたびたびの停電に耐えてくれていますし、
希望を捨てずでも頑張りすぎず時に休みながら
復興に向けて進んでいきましょう。
郡山にきて13年。
大好きな郡山のために精一杯がんばります。
長文失礼いたしました。
************************************
こちらを読んで放送の現実を知り反省。
地元TV局もいろいろな制約の中で、精いっぱい
寝る間も惜しんで取材や報道に奔走してくれている!!
アテにならないなんて言ってゴメンナサイって心から思いました。
そして、その制約ってやつはどうにかならないものなのかしら?とも思いました。
現場の地元TV局のほうが、断然こちら目線の報道をしてくれてますよね。
キー局の報道は不安を煽ったり風評被害につながるような内容が多い。
だったら地元TV局から全国に発信させて!!(って私が騒いでも無理なんでしょうけど)
そんな彼女は、おとといの午前中にお休みをもらって
震災後初めて家の布団で寝ることが出来たそうです。
そして彼女の出身は東京。まだ小さいお子さんも二人いらっしゃいます。
子供たちの安全を考えたら東京の実家に帰省した方がいいのでは?と思うけれど、
郡山にとどまりテレビ局の皆さんと一緒に頑張ってくれている。
郡山を大好きだって言ってくれている。
なんかとっても感動しちゃいました!
余震はだいぶ減ってきたように思いますが、まだまだ震度3とかが来てビクっとする毎日(><)
みんなが何の不安もなく、ゆっくりお布団で眠れる日常が早く戻ってくれればと、切に願います☆
特にキー局となっている関東圏の放送局の震災直後の報道は、
被災に遭っていない地域だけに向けての放送か?と思えてしまうほど、
津波や火事など悲惨なシーンが、一度見れば十分なのに毎日毎日繰り返し放送され、
被災者にとって欲しい情報は何一つ流れず、とても心苦しい内容でした。
ここ福島県においても地元放送局が5つもあるというのに、
どこの局もキー局主体の放送ばかりで、地元の知りたい情報を放送してくれない。
水はどこでもらえるの?開いてるお店は?必要なものはどこで手に入るの?
そんなイライラ感を持った方もたくさんいらっしゃったかと思います。
わたしもその一人でした。
知りたい情報はTVよりツイッターなどのネットのほうが断然早く入ってくる。
それにラジオも元気の出る曲や気持ちが落ち着くような曲をたくさん流してくれて聴いててホッとしました。
それに比べてもう地元TVなんてアテにならないと思ってしまいました。
(そんな被災者の気持ちを反映してか、ここ何日かはだいぶ地元発信の放送時間が
増えてきたように思いますが。。。)
先日同じ思いを抱いていたお友達のブログに、
地元の某TV局に勤務されている方(この方もリアルに知り合いなのですが)がコメントをされていて、
テレビ業界でもキー局と地方の局とのいろいろな制約などあるのだということを知り、
同じ思いでTVに不満を持っていた方がいましたら、少しでもその背景をわかって頂けたらと
思いましたので、ご本人に許可を頂きここに転載させて頂きます。
************************************
直接報道内容にはタッチしない部署
ですが、報道に携わる者として
お話させてください。
福島県内の放送局は全国的にみても
規模はまん中より小さい規模で人数
も限られています。
地震発生からとにかくおもいだせない
くらいの混乱の中、いままでだれもが
経験したことのない長さで特別番組対応をしています。
当然報道の人数も地震と原発両方に
十分対応できる人数がいるわけもなく
他県から応援をもらおうにもなんせ
被災県が複数県のため人手が足りません。
もちろん、放射能濃度の基準に照らして
屋外での取材ができるかどうかという
こともありますし、取材先も混乱・電話
もつながりにくいので現場の人も仮眠
程度で一週間働きづめです。
私のように現場でない人も番組やCM
放送データのたびかさなる修正に
連日夜中まで働いています。
自宅へ帰れる人は帰っていますが水が出ない人もいるし、
片づけなど全く手つかずという状態。
人手が足りないという人的理由からも
全国ネットの放送を受けてその分お金をいただいているという理由からも
ローカル放送ができる時間には制限があるということをご理解いただけたらと思います。
(また、番組の内容が現段階で不適切な場合にも
放送を自粛してお知らせ画面と音楽で対応する形になっています)
現在も居住されている県民の皆様に
なんとか有益な情報をお届けしたい
という気持ちはみんなが持っていて、
しんどいながらも仕事にまい進しています。
ツイッターでは、もっと細かい情報も
お届けしていますので、
そちらもご参考にしてください。
さまざまな情報が錯綜し、テレビが
時にみなさんを必要以上に怖がらせて
しまっていることも事実としてあると
思っています。
都会の人たちもたびたびの停電に耐えてくれていますし、
希望を捨てずでも頑張りすぎず時に休みながら
復興に向けて進んでいきましょう。
郡山にきて13年。
大好きな郡山のために精一杯がんばります。
長文失礼いたしました。
************************************
こちらを読んで放送の現実を知り反省。
地元TV局もいろいろな制約の中で、精いっぱい
寝る間も惜しんで取材や報道に奔走してくれている!!
アテにならないなんて言ってゴメンナサイって心から思いました。
そして、その制約ってやつはどうにかならないものなのかしら?とも思いました。
現場の地元TV局のほうが、断然こちら目線の報道をしてくれてますよね。
キー局の報道は不安を煽ったり風評被害につながるような内容が多い。
だったら地元TV局から全国に発信させて!!(って私が騒いでも無理なんでしょうけど)
そんな彼女は、おとといの午前中にお休みをもらって
震災後初めて家の布団で寝ることが出来たそうです。
そして彼女の出身は東京。まだ小さいお子さんも二人いらっしゃいます。
子供たちの安全を考えたら東京の実家に帰省した方がいいのでは?と思うけれど、
郡山にとどまりテレビ局の皆さんと一緒に頑張ってくれている。
郡山を大好きだって言ってくれている。
なんかとっても感動しちゃいました!
余震はだいぶ減ってきたように思いますが、まだまだ震度3とかが来てビクっとする毎日(><)
みんなが何の不安もなく、ゆっくりお布団で眠れる日常が早く戻ってくれればと、切に願います☆
Posted by ぴこりん at 02:45│Comments(0)